すべての人が幸せを求めている
しかし幸せというものは
そうやすやすと やってくるものではない
には不幸という 帽子をかぶって やってくる
—　坂村 真民　—
(『幸せの帽子』)


一生悟れなくてもいいから
感いっぱい、感激いっぱいの
いのちを生きたいと思います

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　相田 みつを　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(家)


自分の尊いことを知らないで何が出来ますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　北大路 山人　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(陶芸家)


ること、それはもうなにかなのだ。
自分の魂の一部分或いは全部がそれにり移ることなのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　井 基次郎　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『ある心の景』)


尊敬すべき幸福な人は、逆境にいても、つまらぬことはくよくよせず、
心配しても始まらないことは心配せず、自分の力のないことは天に任せて、
自分の心がけをよくし、根本から再生の努力をする人である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　武者小路 　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『幸福について』)


そうであろうと努めながら、ついにそうであることはできない。
しかしそうであろうと努めること、それ自体が尊いのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　盛 和夫　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『生き方』)


生活があって人生のない一生ほどわびしいものはない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　藤 周作　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(小家)


人の苦しみや悲しみで、
人のたたかい得ないものはないのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　椎名 麟三　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(小家)


人はでも自分がいちばん大切なのです。
そして、そのことをほんとうに自した人だけが、
自然なかたちで他人を大切に思うことができる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　五木 之　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『生きるヒント』)


もしこの世の中に「する心」がなかったら、
人はだれもが孤独です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　中原 淳一　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『しあわせの花束』)

お客は神です、という言があるが、
消者は神以上のきびしさをお持ちである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　安藤 百福　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(日清食品者)


人生のどんな隅にも、どんなつまらなそうな境遇にも、
やっぱり望みはあるのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　菊池 　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(『出世』)


行にはつねにがあり、目的がある。
が正であり、目的が善であって、
その行だけがだということは、人にはありえない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　本田 宗一郎　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(本田技研工者)


物はみな弱いものをくって生きる以上、
だれかの生まれかわりだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　水上 勉　—
　　　　　　　　　　　　　　　　　(『ブンナよ、木からおりてこい』)


幸福は常に努力する生活の中にのみあるのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　—　石川 三　—